2013年6月27日木曜日

神大志望者のためのセンター英語対策と攻略

目標点数について

英語は二次試験でも出てきますし、入学後も英語の授業は必修です。
就職活動の際に英語が必要な時もありますし、単に受験で終わるというよりは、大学に進んでからも接する機会は多いです。
ですので、文系にとって英語は最重要科目といえます。
そういう意味では、センター英語では8割を確実に取っておきたいですね。
センターで8割取れるなら、二次試験でも比較的楽に、高得点を取ることができると思います。
神大の二次試験英語はクセのある問題は少ないですし、発音や文法、語句整序、長文読解、英作文とまんべんなく出題されています。神大志望者は、センター英語で確実に点を取れるように勉強して下さい。その力は二次試験にも活用されます。

センター試験パート別対策

・発音・アクセント問題
英語がよっぽど得意な人以外は、捨てましょう。配点も高くないですし、このパートに時間を使いすぎるのは効率が悪いです。模擬試験やセンター英語過去問集を解く際に出てきた実例を最低限覚える程度で良いと思います。
2問間違いならOKです。

・文法・語句問題
こちらも必要以上に勉強時間を費やさないようにするのがポイント。高校の文法の授業や定期テスト、模試等で出題される問題を通して覚えるのが一番効率的だと思います。わからない時は、考えても時間が過ぎるだけなので適当にマークをして次に進みましょう。
こちらも2問間違いならOKです。

・会話・語句整序
ここはなるべく間違えないようにしたいですね。
会話文は自然な流れになっているかがポイントなので、会話で何がテーマになっているのか(話題になっているのか)を見逃さないようにしましょう。
整序問題は、文法知識に則って解きましょう。特に関係詞等、主語となる単語や動詞が複数出て来る場合は要注意です。動詞が三単現かどうか、なども回答のヒントになるので、落ち着いて考えることが大事です。

・意味類推・意見要約・適文補充
めちゃくちゃ難しいわけではないので、精読&速読の練習を積んでおきましょう。

・長文読解
センター試験で一番配点が高く、かつ分量も多いです。
このパートでできる限り点を稼ぐことを意識して下さい。
まずは、単語を覚えましょう(二次試験にも共通します)。
単語を覚えることで、できるだけ見慣れない単語をなくします。
ただ、模試や本番では、どうしても習ったことのない単語も出てくるので、その際は文脈から意味を考える力も必要です。
そして、長文問題を何度も解き、とにかく「精読&速読」の力をつけましょう。
(長文全てを理解する必要はありません)
長文一題に割く時間を決め、その間にどれだけの問題を解けるかを毎日コツコツはかるのも良い方法です。
あまりにも英語が苦手、という人には、「先に問題文を読む」ことも一つのテクニックです。
問題文を読むと、その周辺の文章(一段落等)に答えはだいたいあるので、余分な文章を読む時間が省けます。
もしくは、試験開始と同時に長文問題から手をつける、というのもあります。
これは、アクセントや語句整序など、配点が低い問題に必要以上に時間を取られるのを防ぐためです。
先に長文を解いて、万が一時間が足りなくなっても、最初に出てくる他の小問は勘でマークする、ということも可能です。
長文題は、時間が不足気味になるので、繰り返し練習をすることが一番の対策です。
センター試験のツボ英語「第4・5・6問対策」河合塾のマーク式問題集等もおススメです。
センター英語の長文で点が取れると、二次試験の英語長文でも点が取れるようになりますので、ここで点を落とさないようにしたいものです。

・リスニング
必要最低限の点数が取れれば大丈夫です。
問題を先に読んで、どんな問が出されるのかを予測することが大事です。
神大志望の受験者であれば、秋頃から対策を始めても十分に間に合うと思います。二次試験ではリスニングがないので、必要以上に対策にこだわることも必要ないと思います。
最低ラインは8割得点です。英語が得意なら9割も目指して良いと思いますが、満点を取るのではなく取りこぼしがないようにするほうが大事ですね。

センター試験直前対策
11月中旬からは、センター試験に特化した勉強をしましょう。
センター試験過去問を使ってセンター模試も合わせて活用しましょう。
年末には各予備校の予想問題も解いて下さい。
一日で一過去問/予想問題を解いて、本番さながらの時間配分等、工夫して解けるようにしましょう。空いた時間を活用して、今一度単語の見直しも忘れないように。
文法・会話・語句整序等に特化した駿台の問題集もよいと思います。
参考書は一冊か二冊(分野毎)に絞って、問題集は多数活用するのが無駄のない勉強法です。
間違った問題は解説も読み、同じ問題が次に出た時には解けるようにしておきましょう。



2013年6月22日土曜日

神大受験はセンター重視で

神大前期の文系は、総じて「センター試験の配点が高い」です。
学部にもよりますが、センター試験:二次試験の配点比率は、1:1〜1:2くらいになっているくらいが多いです。

ですので、神大を受験する時にまず必要なのは、「センター試験で安定して点を取る力」だと言っても過言ではないでしょう。

一般的に神大受験には「センター八割が必要」と言われていますが、その通りだと思います。
僕の場合は、センター試験合計で84%くらいの得点ができたので、二次試験はだいぶ余裕を持って受けることができました。

センター試験も、各科目によってコツは異なります。
国語・英語・数学については以降の記事で詳しく書くので、今回は「社会・理科」に絞って書いてみます。

・社会
神大文系の受験の特徴は、二次試験に「社会」がないことです。
京大・阪大では日本史や世界史が選択、もしくは必須科目で二次試験に出てきますが、神大の二次試験は「国語・英語・数学」の三つです。
ですので、文系科目を勉強する際も、社会科(世界史・日本史)には、それほど多くの時間を割く必要がありません。
センター試験で確実に得点を取るための勉強をすれば大丈夫、ということになります。

まず、どの科目で受験するかですが、自分の興味のある科目を取るべきだと思います。
僕の場合は、日本史に興味がなかったことと、どちらかといえば世界史のほうが好きだった、という理由で世界史を取りましたが、もともと地理が好きだったので、それを選んでも良かったと思っています。
科目によって有利不利はあまりないので、何よりも「自分が好きか」「勉強していて楽しいか」を、高校時代の早いうちから知っておくといいと思います。

世界史の勉強法ですが、基本は学校の授業で勉強したことを復習しておけば、特に難しいことはないと思います。
特に重宝したのは、図表でした。
世界史は、カリキュラムの問題もあって、いろんな国の歴史(横断的)を掘り下げては(垂直的)また別の地域に移って掘り下げる、という風に、通常勉強していきます。
ただ、この方法だと、同じ時代に異なる地域で何が起こったのか、ということを理解するのに時間がかかってしまいます。

ですので、頻繁に図表を見ては、地図や年表を使って、時代の位置関係の流れを見返しては覚えるようにしていました。
文字だけを覚えるより、地図や写真、絵を一緒に見ながら覚えると理解が早まり、深まります。

これは世界史の例ですが、同様のことは日本史と地理にも言えると思います。

また、現代社会や倫理系の科目も、センター試験で確実に点が取れればいいので、授業で出てくる範囲をしっかりしながら、普段から新聞等を通してニュースをチェックするので十分だと思います。
今だと通学中にスマートフォンを使って、世界中のニュースもチェックできますから、スキマ時間を活用するにはもってこいの勉強法だと思います。


しっかりと基礎をマスターしておけば、センター試験直前はひたすら過去問を解くことに集中しましょう。
10年分、20年分を集中して解いてみると、問題の傾向や出題のクセもわかると思います。



・理科
理科も、自分の興味のある科目を取るのがいいでしょう。
(といっても、文系の大半は生物ですね。僕は文系で化学を取っていた少数派でした)

理科も、センター試験で点が取れれば十分なので、時間は多く割く必要がありません。
こちらも社会と同様、授業で勉強したことをしっかりと整理することと、図表を使って理解を深める、ということが決め手になります。





また、社会・理科に共通して言えることですが、普段からコツコツと勉強するのが一番効果的です。
授業があった日に15分でもいいので復習をしておくと、忘れにくくなりますし、受験本番が近づいても慌てる必要がありません。