2013年7月7日日曜日

受験に向けた高3夏休みの使い方〜①文系科目編

いよいよ夏休みが近づいてきました。
このブログは神大受験向けの勉強法ブログですが、シーズンがシーズンなので、受験に向けて本格的な準備期間に入る高3夏休みをどう使うかもまとめたいと思います。神大以外の受験を考えている高校3年生の皆さんにも参考にして頂きたいです。

高3の夏と言えば、打ち込んでいた部活動も引退し、いよいよ本格的に迎える受験シーズンに向けて弾みをつけていく時期です。

高校の夏休みは約1ヶ月(公私によって差はありますが)なので、この30日の間でコツコツ勉強をしておくと、後でものすごく楽です。この30日間で、今まで勉強できなかった人は
・勉強癖をつける
・基礎を固めておく
二つに力を注ぎましょう。

今までコツコツと勉強をして来た人は、基礎を完璧にした上で、やや難しめの問題に挑戦する等してみましょう。

ここでは主に、基礎固めに関して僕がしていた勉強法を公開します。

まず、各科目に共通していることは「センター試験を一度解いてみる」ということです。
部活を引退した当初でも、どんな状況にいる人も共通して、夏休みの始め(もしくは入る前)に受験科目のセンター試験を解いてみましょう。
ボロボロでも構いません。自分がどこを理解していないのか、どこを理解しているのかを一番手っ取り早く知るのがセンター試験の過去問です。
(余力があれば同時期に、余力が無ければ夏休み中に、志望大学の二次試験も解いてみましょう。)

そして、科目によっては「一週間ごとにテーマ(単元・範囲)を決めて勉強する」というのも効果的です。(特に数学、理科、社会)

これらも参考にしながら、以後各科目ごとの夏休み勉強をまとめます。
(なお、僕が受験した科目は世界史、化学、現代社会でしたので、社会・理科についてはあてはまらない科目もあると思います。ですが、日本史や地理、生物でも参考になる勉強法も紹介します)

今回は文系科目として英語、国語、社会科を説明します。


・英語
基本単語をしっかり覚え、基本文法も確実に理解しましょう。
単語には英単語ターゲット1900を前から覚え、文法は参考書として総合英語Forest、問題集として全解説頻出英文法・語法問題1000が重宝します。

長文問題については、夏休み後もコツコツと続ければよいので、難しいものからいきなり着手する必要はありません。英語に苦手意識を持っている方はやっておきたい英語長文300を、ある程度基礎はできているという方はやっておきたい英語長文500を使って、速読&精読の訓練をしましょう。
そして、構文把握、英文和訳に特化した勉強には基礎英文問題精講一冊がとても役立ちます。これらの問題集・参考書をフル活用して、基礎固めに専念しましょう。
基礎ができれば、いろんな問題、長文で応用が利きます。

・国語
国語は僕の苦手な科目でした。
神大国語は現代文(評論)一問、古文一問、漢文一問なのですが、特に現代文はこれといった勉強法が当初は分からず、苦労していました。
まず古文対策ですが、大事なのは単語と敬語の活用です。
単語は実戦トレーニング古文単語600読んで見て覚える重要古文単語315等を使ってコツコツと覚えます。現代語と意味が違うものも多いので、勘違いしないようにしましょう。古文では文法も大切で、敬語の活用や意味等が分からないと手も足も出ないことがあるので、富井の古典文法をはじめからていねいに望月光の超基礎がため古文教室 古典文法編などを使って、理解を深めます。
読解については、今はあまり数をこなす必要はありません。できれば文法書や単語帳についてくる小問を解いて、それに加えて時々はじめの一歩古文読解問題集などを使って慣れるのが良いと思います。
変化球の勉強になりますが、僕は夏休みに源氏物語のマンガ版であるあさきゆめみし 漫画文庫を読んでいました。
受験で源氏物語が必ず出るわけではないのですが、古文は文章だけ読んでもイメージしにくいことが多いので、当時の時代背景等がどんなだったか、イメージを掴むことも大事だと思います。
マンガなので問題を解く必要も無いですし、勉強が終わったらこれを読む、というのも負担の大きくない勉強法だと思います。

漢文は三羽邦美の超基礎がため漢文教室を使って構文等を理解して、あとはぼちぼち問題を解いていきましょう。
演習には漢文 (河合塾series)が使えますが、センター、二次の配点もそこまで大きくないので最低限のことを取りこぼしがないようにすることが大切です。

そして現代文ですが、問題集を解くのも大事ですが、新書を読むのもいいと思います。
そのほうが教養が増えますし、本を読む中で知らない言葉に出会ったり、文脈を理解する力もついてくるとおもいます。
演習には現代文と格闘するが有名ですが、いきなりは難しいかもしれません。
現代文については、同じようなブログ【大阪市立大学対策】国語2次試験攻略&勉強法というのがあるので、こちらを参考にすると良いかと思います。


・社会
社会は、今まで習ったことをおさらいすることが肝要です。
神大の場合、社会科はセンターだけで終わるので、センターで確実に点が取れる勉強をすればいいのですが、選択肢にややこしいものがある場合も多いので、過去問を解いて苦手分野を把握し、そこをカバーすることにウエイトを置きます。
一週間ごとに単元を変える(中国史、中世ヨーロッパ、古代文明等…)ことで、理解は深まると思います。
勉強法については過去の記事でもまとめているので、こちらも参考にして下さい。


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