2013年12月1日日曜日

12月からはセンター対策にシフト

12月になり、いよいよセンター試験まで2ヶ月を切った。

11月までは二次試験の対策を重点的にやっていたが、12月からはセンター本番にむけて、シフトをしていきたいところ。




この二ヶ月は、
①センターの過去問(模擬試験)を数多く解いて、時間内に解き終える、時間配分をきちんとする、という練習をしつつ
②正確に理解できていない分野があれば、そこもカバーして勉強する
の二点に絞るのが肝だ。

二次試験は、センターの後でも大丈夫。とにかく、センターでできるだけ良い点をを取って、うまく二次試験に望めるように全力を尽くして欲しい。

センター試験問題は、できるだけ毎日解いた方がいい。似たような問題が多くあるのと、数学や英語では出題方法が大きく変わっているときもあるので、より多くの出題形式に慣れておく、という意味合いもある。




センター試験で重要なのは「2割は間違えられる」ということ。

100点を取る必要はないので、自分が点を取り易い部分とそうでない部分(単元、科目)を把握して、確実に8割を取れるように本番に向けて勉強するのが大事だ。

受験生それぞれで、強み弱みは違うのは当然だから、自分が最大限の力を出すには、どうすればよいのかということを考えて勉強を進めて欲しい。
(一つ言えるのは、苦手分野の出題が集中する場合もあるから、得意分野だけを伸ばすのは危険だということ)


あと約7週間、良い結果を出すために精一杯取組んで欲しい。



2013年7月22日月曜日

国語が苦手な僕が、どうやって受験に挑んだか

今回は神大の国語対策を書きますが、僕は文系人間でありながら国語が大のニガテだったので、ピンポイントでの対策は書けません。

なので、すこし主旨ははずれてしまうかもしれませんが、どれだけ国語が苦手だったのか、それをどう克服したのかについて書くことにします。


ぼくはとにかく、国語が苦手でした。といっても古文はそれなりに解けて、問題は現代文でした。

学校の試験でも記述問題は特に苦手で、部分点が半分もらえればよいかな、という有様。

長い文章になると、選択問題でも二つに絞って間違える、というようなことが多くありました。
当時は現代文に対して苦手意識が強く、担任も国語の先生で迷惑ばかりかけていました。

幸いにも、高校3年の二学期後半から現代文が分かるようになってきて、センター試験も二次試験も、手応えを感じることはできたのですが、特に「これ」といった裏技はありません。

僕が現代文の勉強法をいま書くとすれば、
①いろんな本を読んで「イマジネーション」を磨く
ことと
②本をしっかりと読み込んで「論理的思考力」を磨く
の二つを挙げます。

まず①についてですが、
大学受験の現代文は、いわゆる「悪文」が多いです。
「悪文」というのは、何が書かれているのかよく分からない文章のことなのですが、正直うって、こんな文章を高校生に読ませる教育の方法が間違っている、とさえ思っています。

ただ、そんなことを言っても始まらないのですが、じゃあどうすればよいか、ということです。
それには「多読をする」ことがまず大事かと思います。
ここでの多読というのは、自分の好きな本(小説や新書)を、とにかく読むことです。
ジャンルや内容も、自分の好きなもので構いません。恋愛小説でも、どこか海外の国についての新書でも、自分の好きな物を読めばいいです。
そして、その際に「想像する」ということを意識して下さい。

これは、文章を読んでいると、その内容が頭にイメージできる、ということです。
「パリのシャンゼリゼ通りを歩いていると…」と書いていると、自分がまさにその通りを歩いているイメージができる。
新書でも、単に文章や単語がわかるのではなく、それらの意味をきちんと理解して、自分でイマジネーションをできるようにしておくと、問題の長文を読むときもあまり抵抗なく読み進めることができると思います。

②ただし、国語の問題は「自分の考えを書くのではない」ということも、また事実です。
すなわち「本文に書かれていることをしっかりと拾う」ことが肝になってきます。
(僕が現代文が解けなかったときは、この肝を理解していませんでした)

なので、①のイマジネーション以上に、「本文に何が書いてあるのか」ということに意識を向けて読み進めることが大切です。
なので精読が大事になってきます。
これには神戸大学(文系-前期日程)を使って、受験向けの文章を読み込んでいきましょう。神大の国語は本格的な記述問題なので、過去問を使うのが一番良いです。

ここでは、イマジネーションを使って「この言葉の意味はこんな感じだな。この文章をイメージするとこんな感じだな」と考えながら、一方で本文に何が書かれてあるかをしっかりと拾っていきます。イマジネーションが大切なのは、悪文には分かりにくい比喩が使われていることも多々あるので、いろんな表現やイマジネーションを知っておいた方が何かと得だからです。

多読と精読を地道にやっていると、徐々に力はついてきます。
逆に言うと、それを毎日少しでも続けていれば、現代文は大丈夫です。
他にも時間を割かないといけない教科はあると思うので、ほどほどにしておくのが一番大事ですね。

そして、問題を解いて分からないことがあれば高校の先生や予備校の先生等、自分が一番信頼できる人に聞きましょう。プロに教えてもらうのが一番の近道です。

それでも、もし「問題集を解かないと不安。何かおすすめの問題集はないの?」ということでしたら、入試精選問題集 7 現代文現代文と格闘するが二強でおススメの問題集です。

ついでに個人的な意見なのですが、よく「現代文対策のために、本を読む際に文の繋がりや論理性、接続詞に注意して新書等を幅広くを読みましょう」と言われることもありますが、僕はこれには反対です。
なぜなら、普通の読書でも「受験」を意識するのは、心理的に負担も大きいですし、純粋に読書を楽しめなくなると思うからです(自分がそうでした)。

受験のために読書をするなら、それこそ赤本を解く時に意識するのがいいと思います。受験は受験、読書は読書と区別して、読書の時は自分の好きな分野を読んで、イマジネーションを膨らますほうが自然に楽しくできるのではないでしょうか。


また、古典の勉強法については、過去のこちらの記事にかいてあるので、そちらも参考にして下さい。


2013年7月13日土曜日

神戸大学受験向け数学勉強法

他の記事でも書いていますが、神大受験では数学が二次試験まで必要なので、数学が苦手な人にとってはなかなか大変な部分はあるかと思います。

ただ、逆に言うと、英語に加えて数学ができると、安定した得点が見込めるので、受験ではすごく有利になります。

僕は文系ですが、暗記中心の社会科より数学のほうが好きだったので(点が取れるかどうかは別として)、勉強の際、精神的にそれほど大きな負担はありませんでした。
(最終的に、数学IAはセンター試験で満点を取ることができました)

数学の勉強の理想は、毎日コツコツと勉強することです(高校に入ったときから)。
これを続けておくと、各単元の基本的な公式や、問題の解法は頭の奥に眠ってくれていますから、受験勉強が本格化した時にだいぶ有利だと思います。

ただ、実際そんなことは無理なことも多いので、神大を目指して受験勉強をする際は、以下のことに気をつけて、丹念にかつスピードも重視して、勉強するのが良いと思います。

①各単元の基本的な公式、考え方を身につける
神大の二次数学は、比較的単元ごとの出題に分かれることが多いです(大問1が確立、2が微積分、3がベクトル、など)。
そして小問は各大問に3〜4個がありますが、最初から順に解いていけば、次の小問で必要な式やヒントが出てくるようになっています。

なので、まずは部分点を確実に取る(小問1〜2を満点で)ことを意識して、各単元の基礎を抑えましょう。

ある程度基礎は分かっていて、問題の数をこなすことに重点を置くのであれば
教科書傍用4STEP数学1+A 改訂版 教科書傍用 
4STEP 数学 II+B〔ベクトル,数列〕
を、
基礎から丁寧に勉強したいのであれば、解説が詳しく丁寧に載っている
新課程チャート式基礎からの数学1+A
チャート式基礎からの数学II+B
が重宝します。

他には、どうしても苦手な単元があれば、それを集中して勉強できる「よく分かる本」シリーズがおススメです。
坂田アキラの数列が面白いほどわかる本 (数学が面白いほどわかるシリーズ)
などがおススメです。

特に「確立が〜」は、僕も中学校の時から使っていて、解説がすごく分かりやすくバイブルでした。
(手書きかつ赤ペンで書いてあるので、分かりやすいです)

②解法をノートに書いて、問題を解く
二次試験はもちろん記述式なので、どんな方法で回答を導くのかも示す必要があります。
ここで大事なのは「プロセスを示すことで部分点を取ることもできる」ということです。

小問の番号が大きくなるにつれ、問題は難しくなりますが、それでも部分点が取れれば、ゼロということはありません。

普段からノートにプロセスを書くことで、どうすれば部分点が取れるのかを意識して問題を解くのがベストです。
(そして筆を走らせることで、解法も短時間で覚えられます)


数学は、一朝一夕で点数が上がるわけではないので、やはりコツコツ努力をすることが一番大事です。(これは数学に限ったことではありませんが。)
解説を見ても分からない場合は、クラスの子や塾の子で数学が得意な人に聞けば良いと思います。

あとは、何か自分の得意な単元があると、だいぶ負担は軽減されます。
「この単元は高得点を確実に取れる」というのがあれば、モチベーションアップに繋がります。
(僕の場合は微分積分がそうでした。)

一般的に、数学ⅡBで苦戦する学生が多いので、勉強の比率はやはりそちらを多くするのが良策だと思います。

数学の勉強法については、こちらの過去記事も参照にして下さい。


2013年7月9日火曜日

受験に向けた高3夏休みの使い方②〜理系科目編

前回に引き続き、今回は夏休みの使い方@理系科目編です。

神大受験で特徴的なのは、二次試験で数学が必修科目になっている点です。
これは、同大学が経済学・経営学の権威的大学であることに起因するのかもしれませんが、文系の高校生には数学が苦手な人も多いので、受験の時にウエイトを占めることになってくると思います。

①数学
数学も、単元ごとに期間を分けて勉強するのが一番効果的です。例えば、自分の苦手分野が三角関数とベクトルであれば、それぞれ一週間ずつ割いて勉強する、などです。

数学の参考書は、絶大な支持を得ている新課程チャート式基礎からの数学1+Aチャート式基礎からの数学II+Bが一番重宝します。また、神大受験に限れば、数学には奇問・難問はそうは出てこないので、基本的な部分をしっかりと理解するように勉強をしましょう。

僕の場合は、一冊の問題集を何度も何度も解き直し、解法を覚えるようにしました。
解法を覚えるというのはとても重要なことで、数学の場合、問題を読んで瞬時に解法が思い浮かぶかどうかで、問題が解けるかどうかがほとんど決まります。ですので、夏休みは解法を覚えることに重点を置きましょう。問題を見て、少し考えても分からなければ遠慮なく回答を読んで、解法を覚えます。
その際、必ずエンピツ(シャーペン)で書くようにして下さい。

自分でエンピツを動かす、書いてみることで、より早く身体で覚えることができます。

そしてもう一つ、様々な解法を知っておくことも良いです。三角関数を使ったり、微分積分を使ったりベクトルを使ったり、証明問題では引き出しの多さが結果に現れることもあります。

夏休みは自分の苦手分野の克服・理解を重視しながら、得意分野も練習を軽くして、頭を使うことを心がけて下さい。

ちなみに僕は、数学を基本からみっちり勉強して、当日のセンター試験でIAは満点を取りました。


②理科
理科も単元ごとに勉強し直しました。
僕は化学だったので、無機物、有機物、molの計算など、教科書に載っている単元ごとに図表と問題集を使って練習をしました。
社会科でも当てはまりますが、図表は元素表を一覧で見たり、各元素の絵(特に固体)をイメージするのに重宝しました。
問題集はシグマ基本問題集など、一冊で良いと思いますが、学校で準備されるものもあると思うので、無理に買わなくても良いと思います。
化学の場合は計算問題もあったので、それは必ずノートに書いて解くようにしていました。

理科はセンター試験だけなので、それほど力を割く必要は無いと思います。
逆に言うと、夏休みに基礎をしっかり固めておけば、二学期からは二次試験対策に集中することができます。


2013年7月7日日曜日

受験に向けた高3夏休みの使い方〜①文系科目編

いよいよ夏休みが近づいてきました。
このブログは神大受験向けの勉強法ブログですが、シーズンがシーズンなので、受験に向けて本格的な準備期間に入る高3夏休みをどう使うかもまとめたいと思います。神大以外の受験を考えている高校3年生の皆さんにも参考にして頂きたいです。

高3の夏と言えば、打ち込んでいた部活動も引退し、いよいよ本格的に迎える受験シーズンに向けて弾みをつけていく時期です。

高校の夏休みは約1ヶ月(公私によって差はありますが)なので、この30日の間でコツコツ勉強をしておくと、後でものすごく楽です。この30日間で、今まで勉強できなかった人は
・勉強癖をつける
・基礎を固めておく
二つに力を注ぎましょう。

今までコツコツと勉強をして来た人は、基礎を完璧にした上で、やや難しめの問題に挑戦する等してみましょう。

ここでは主に、基礎固めに関して僕がしていた勉強法を公開します。

まず、各科目に共通していることは「センター試験を一度解いてみる」ということです。
部活を引退した当初でも、どんな状況にいる人も共通して、夏休みの始め(もしくは入る前)に受験科目のセンター試験を解いてみましょう。
ボロボロでも構いません。自分がどこを理解していないのか、どこを理解しているのかを一番手っ取り早く知るのがセンター試験の過去問です。
(余力があれば同時期に、余力が無ければ夏休み中に、志望大学の二次試験も解いてみましょう。)

そして、科目によっては「一週間ごとにテーマ(単元・範囲)を決めて勉強する」というのも効果的です。(特に数学、理科、社会)

これらも参考にしながら、以後各科目ごとの夏休み勉強をまとめます。
(なお、僕が受験した科目は世界史、化学、現代社会でしたので、社会・理科についてはあてはまらない科目もあると思います。ですが、日本史や地理、生物でも参考になる勉強法も紹介します)

今回は文系科目として英語、国語、社会科を説明します。


・英語
基本単語をしっかり覚え、基本文法も確実に理解しましょう。
単語には英単語ターゲット1900を前から覚え、文法は参考書として総合英語Forest、問題集として全解説頻出英文法・語法問題1000が重宝します。

長文問題については、夏休み後もコツコツと続ければよいので、難しいものからいきなり着手する必要はありません。英語に苦手意識を持っている方はやっておきたい英語長文300を、ある程度基礎はできているという方はやっておきたい英語長文500を使って、速読&精読の訓練をしましょう。
そして、構文把握、英文和訳に特化した勉強には基礎英文問題精講一冊がとても役立ちます。これらの問題集・参考書をフル活用して、基礎固めに専念しましょう。
基礎ができれば、いろんな問題、長文で応用が利きます。

・国語
国語は僕の苦手な科目でした。
神大国語は現代文(評論)一問、古文一問、漢文一問なのですが、特に現代文はこれといった勉強法が当初は分からず、苦労していました。
まず古文対策ですが、大事なのは単語と敬語の活用です。
単語は実戦トレーニング古文単語600読んで見て覚える重要古文単語315等を使ってコツコツと覚えます。現代語と意味が違うものも多いので、勘違いしないようにしましょう。古文では文法も大切で、敬語の活用や意味等が分からないと手も足も出ないことがあるので、富井の古典文法をはじめからていねいに望月光の超基礎がため古文教室 古典文法編などを使って、理解を深めます。
読解については、今はあまり数をこなす必要はありません。できれば文法書や単語帳についてくる小問を解いて、それに加えて時々はじめの一歩古文読解問題集などを使って慣れるのが良いと思います。
変化球の勉強になりますが、僕は夏休みに源氏物語のマンガ版であるあさきゆめみし 漫画文庫を読んでいました。
受験で源氏物語が必ず出るわけではないのですが、古文は文章だけ読んでもイメージしにくいことが多いので、当時の時代背景等がどんなだったか、イメージを掴むことも大事だと思います。
マンガなので問題を解く必要も無いですし、勉強が終わったらこれを読む、というのも負担の大きくない勉強法だと思います。

漢文は三羽邦美の超基礎がため漢文教室を使って構文等を理解して、あとはぼちぼち問題を解いていきましょう。
演習には漢文 (河合塾series)が使えますが、センター、二次の配点もそこまで大きくないので最低限のことを取りこぼしがないようにすることが大切です。

そして現代文ですが、問題集を解くのも大事ですが、新書を読むのもいいと思います。
そのほうが教養が増えますし、本を読む中で知らない言葉に出会ったり、文脈を理解する力もついてくるとおもいます。
演習には現代文と格闘するが有名ですが、いきなりは難しいかもしれません。
現代文については、同じようなブログ【大阪市立大学対策】国語2次試験攻略&勉強法というのがあるので、こちらを参考にすると良いかと思います。


・社会
社会は、今まで習ったことをおさらいすることが肝要です。
神大の場合、社会科はセンターだけで終わるので、センターで確実に点が取れる勉強をすればいいのですが、選択肢にややこしいものがある場合も多いので、過去問を解いて苦手分野を把握し、そこをカバーすることにウエイトを置きます。
一週間ごとに単元を変える(中国史、中世ヨーロッパ、古代文明等…)ことで、理解は深まると思います。
勉強法については過去の記事でもまとめているので、こちらも参考にして下さい。


神大英語二次試験勉強法

今回は、神大の二次試験英語についてです。
神大英語は、理系でももちろん出題されます。内容もしっかりとしていて、手前味噌ではりますが毎日の積み重ね、繰り返しによって力がついていきます。

このブログは、主に神大文系受験者向けに書いていますが、英語については文理問わずあてはまるので、理学部や工学部等を受験する人も参考にして下さい。

また、英語は大学に入っても使いますし、その後仕事でも必要になることがこれからは多いと思います。可能であれば、大学受験で基本的なことはマスターして(特に単語)頂きたいです。英語をしっかり勉強したことは、大きな貯金になりますから。


傾向
神大英語は、長文二題と英作文二題(大問の数は3つ)というのが一般的で、近年もそのまま推移していると思われます。
小問では、英文和訳、語句補充(前置詞や慣用句)、整序問題等幅広く出題されています。
英作文も、やや長めの文章、複雑な文章が出されています。

いずれにせよ、単語や構文把握、和訳等、基本的なことをきちんと覚えている、理解しているかで、きちんと点数は取れます。

ここでは、①単語②長文③英作文の、三つに分けてまとめていきます。

①単語
単語は何と言っても地道に覚えるのが一番です。
単語帳は一冊(もしくは一シリーズ)だけにし、一日5個、10個と数を決めてコツコツ覚えていくのが一番確実で、近道です。
単語帳は沢山の数が出ていますが、僕の一番のおすすめは英単語ターゲット1900です。これは高校の時に使っていましたが、試験に出る順で登場するので、無理なく覚えていくことができます。システム英単語も僕の友達の多くが使っていて、優劣は付けがたいので、単語帳については本屋で見比べてみる等、最初は二つ以上を使って比較し、その後自分にあったものを選べばいいと思います。
そして、必ず一冊を最後まで使い切りましょう(ただし、神大受験では、英単語ターゲット1900を使う場合、一番難しい箇所(Part3)は殆どでないので、無理に覚えなくても大丈夫です。)。二冊以上手を出すと中途半端になってしまいますし、「これ」と決めた一冊を最後まで使い切るのが大切であり、王道です。
(僕も単語帳は使い潰しました。)

②長文
一口に「長文」と言っても、小問も含めると文法問題も含まれるので、読解力はもちろん、文法の弱点強化等についてもここで触れます。
まず意識するのは「長文に慣れる」ことです。一度、本格的な受験勉強を始める前に過去問を解いてみましょう。そこで、分量が多い、等のように感じた場合は、長文に慣れる必要があります。
僕が一番使いやすいと思った長文問題集は、河合塾の「やっておきたい長文シリーズ」です。これはやっておきたい英語長文300やっておきたい英語長文500やっておきたい英語長文700やっておきたい英語長文1000の四つがあり、それぞれの数字が掲載されている長文のだいたいの文字数を表します。神大受験には「700」までは一通りやっておきたいところです。一冊に30問程度収められているので、一日一題ずつ解いても3ヶ月間、みっちりと力を付けられます。

また、「ややこしい文章の読解力(構文把握力)をつけたい」という場合は基礎英文問題精講が一番おすすめです。小さい参考書ですが、一ページ一タイトル(関係代名詞etc)で主題がまとまっているので、英文和訳の練習にも最適です。似たものに英文標準問題精講もありますが、解説が薄っぺらいのと、古典小説からの出題もあるので、ある程度英語に地震がある人、もしくは阪大や京大、東大を志望している人向けです。
同じく、基本的な文法からもう一度復習する/文法が分からない時に見直すのに最適なのが総合英語Forestです。ここでは仮定法や関係代名詞、分詞などはもちろん、前置詞や時制、節等、まさに「文法を網羅」している参考書です。ここに載っている文法を全て理解すれば、長文読解、英文和訳は怖くなくなります。
そして、文法問題を解くに欠かせないのが全解説入試頻出英語標準問題1100。並び替え問題、空所穴埋め、単語(熟語)挿入など、様々な方法で出題されるので、これ一冊を何度も解くと、二次試験で出てくる小問文法問題(そしてもちろんセンター試験)は解けます。

最後に英作文ですが、これは問題を解くごとに、先生に添削をしてもらうのが一番です。または、友達と一緒に解いて回答を見せあい参考にするのも良いでしょう。
英作文といっても、自由英作文とそうでないもの(出題された文を訳すもの)の両方がありますが、神大二次では年度によってどちらか一方が出題されるので、両方まんべんなく解けるようにしておくのがベターです。

自由英作文には大学入試英作文ハイパートレーニング 自由英作文編を、それ以外には入門英作文問題精講を使いましょう。
英作文でのポイントは「自分が知っている単語、文法を使う」ことです。そして、より多くの引き出しを持つためには、上に書いた単語や文法の勉強がモノをいってきます。
特に、英作文は配点が大きいかつミスによる原点方式ですので、確実に部分点を取れるような文章を書けるようにしておくことが大切です。
また、英文に触れる中で使えそうな文章や構文に出くわした際は、それも自分のものにできるようにしましょう。ゼロから勉強しなくても、工夫次第で引き出しを増やす方法は沢山あります。






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